第15回東海学生弓道研修会 議事録


1日目

[議題1]女子部リーグ再編成について

来年度女子X部リーグは新加盟校1校を加えて6校になる。この加盟校数では、正規のリーグ日程で全試合を消化することが困難となるため、女子W部・X部を対象とした女子部リーグの再編成を行う。

〈案1〉女子X部リーグを6校で行う。
 ・ 日程全てを使うので休みがない。
? 会場を設定しにくい。

〈案2〉女子X部リーグを3校ずつの2ブロックに分けて行う。
 ・ 3校では優勝がすぐに決まってしまう。
 ・ リーグ戦へのモチベーションが上がらない。

〈案3〉来年度リーグ戦では女子X部リーグは6校で行い、女子W部リーグ各ブロックの最下位校は自動降格、第4位がX部リーグ優勝校と入れ替え戦を行う。その後、女子W・X部リーグは各8校となるので、再来年度はそれぞれ2ブロックに分けて行う。
 ・ W部とX部のバランスがよくなる。
 ・ 今後新たな加盟校が増えた場合にも対応できる。
 ・ 学連としては案3を推す。

〈多数決〉
案1…0校
案2…0校
案3…36校

〈理由〉
●W部意見
 ・ 案1、案2にそれぞれ日程が苦しいなどの問題があるので、案3は自動的にX部に落ちるのは苦しいが、X部に落ちないためにモチベ    ーションがあげられるのでいいかも。(日福)
 ・ W部としては案1・案2がいいが、全体として考えると、今後のことを考えると案3がよい。(椙女)
●X部意見
 ・ 椙女に同じ。

〈結論〉
案3を可決。


[議題2]リーグ戦日程の変更について

 中日本弓道近的大会が今後9月第2週に固定となるので、現行のリーグ戦日程のままではリーグ戦期間中に他の試合が挿入されることとなり、大会に参加する大学や設営に参加する大学に大きな負担となることが予想される。よって、学連よりリーグ戦日程変更案を提示。加盟校の賛否を問う。

〈意見〉
●中近で設営に参加している大学
 ・ 一週ずれても問題ない。(名大)
 ・ 中近の設営にも問題ない。(愛大)
 ・ リーグ戦中に中近があると違和感があるので、変更でよい。(中京)
 ・ 中近は個人の自由参加にしているので、改正案で問題ない。(岐阜)
 ・ 合宿を8月後半に行っているので、改正前も改正案もあまりよくないが、改正案の方がよい。(静岡)

●合宿を8月後半に行っている大学
 ・ 合宿直後より、1週遅い方が体力的にもいいので、改正案がよい。(中部)
 ・ 中近があることはわかっているので、中近に食い込まないように合宿を行っている。体力的に考えても、改正案の方がよい。(愛院)

● 伊勢大会出場校
一週遅れることによってリーグ戦終了から伊勢大会までの期間が短くなるが、支障は無いか。
 ・ 閉会式が遅くなるが、練習に問題はない。(三重大 男子)
 ・ 改正後のほうが、王座までの間があかなくて、モチベーションが保てる。(愛大 女子)
 ・ パンフレットが遅れるかもしれないが、改正案が通れば、合わせられるようにする。(全日)

〈多数決〉
「リーグ戦日程改正案の賛否」
賛成…35校
反対… 1校

〈反対意見〉
 ・ 10月からの教育実習にかぶるため、選手が少なくなり、戦力がへるので現行のままのほうがいい。(愛教)

●リーグ戦日程前後に実習等がある大学
 ・ 教育学部があるが、改正案で問題ない。(岐大)

〈結論〉
改正案を可決。
愛教に関しては、のちに学連から連絡。個別に対応する。

〈質問〉
・ 開会式をずらすということは、主将会議もずれるのか?(名産)
  →主将会議もずれるので問題ない。開・閉会式と同じ日に主将会議を行う。(学連)
・ 予備日を入れる理由は?(名市)
  →台風などのときのため。その場合はその後の全ての予定1週をずらす。(学連)
・ 昨年のリーグ戦で、中止のときなどに連絡が遅かった。
  →各リーグ別に連絡網を作って回しているが、リーグによって伝達の早さにばらつきがあった。今年からは主将用メーリングリストを作成   する。(学連)


[議題3]矢声の範囲について。

 今年度のリーグ戦において、「会の途中で声かけをするのは射技指導にあたるのではないか」という声が挙がった。現在の連盟規約には行射中の射技指導禁止の規定はあるものの、矢声に関する規定やその有効範囲を明言したものは無いため、本議題では矢声の範囲及び、矢声がどこから射技指導にあたるのかということを協議する。

〈学連案〉
1. 矢声は口割りまで可。
2. 矢声禁止。
3. 矢声を登録制にする。

〈質問〉
・ 自分の大学のことだけを考えていいのか?東海全体で考えていくのか?(中部)
  →東海全体として考えてほしい。(学連)
・ 的中後の発声も矢声に含むのか?(中部)
  →これからの話し合いの中で考えていく。(学連)
・ 矢声は登録制になっていると聞いたが?(中京)
  →大学で決まったものはあるが、東海では登録制ではない。(学連)
・ 常葉では、矢声がないので、他大学にとっての矢声の意味がわからない。他大学さんが、大きな矢声を出されると、静の射をしている方  としては、うるさいのだが、矢声がある大学は、どのような気持ちで矢声を出しているのか。(常葉)
  →矢声は選手への応援を含んでいる。(学連)

●常葉学園大学の質問に対する他加盟校の意見
・ 矢声は応援。声をかけられている方としてはモチベーションを上げるという意味がある。(名商)
・ 選手への応援。先輩に教えられるのでその通りやっている。選手のモチベーションを上げていくため。(日福)
・ 応援という意味。選手以外の人も同じ仲間として矢声を出す。選手は聞いて、モチベーションを上げる。(名城)
  →議題の中で矢声の範囲を決めるといものがあったので、矢声と指導の境界線がわからなかったが、意見を聞いて矢声の意味がわか   った。(常葉)

●矢声の具体例
→『じっくり一本』が、会の途中では指導にも取れるのでこの議題があがった。(学連)
・都学では、矢声は特に禁止されていない。規約にも矢声は禁止しないと書いてあるため特に問題視されていない。(全日)
・ 自分の大学としても矢声は応援と考えている。射法八節に関するようなことが言われれば指導にあたるだろう。「じっくり」などは問題ない  と考える。関西でも、矢声は禁止されていない。(関西)
・ 矢声のほか、狙いをつけるなど指導することは禁止している(全日)

→以上の議論から、現状維持、という案を出す。(⇒案4)(中部)
 口割り以降も矢声を出している大学もある。
登録以外の矢声を出してはいけないとなると、萎縮してしまうのではないか。
   
●現状維持という案に対する意見
・ 名市では的中後の発声以外矢声はないが、当校のように普段矢声を出していない大学が、「じっくり一本」と言葉をかけたら、射技指導   になるのか?(名市)
  →これは射技指導ではないか?という発言があれば、審判校に言い、両校主将と審判の話し合いによって解決する。(学連)
・ 今話しあっているのは、矢声を出すか出さないか?なのか、矢声が射技指導なのではないか?のどちらなのか。(名市)
  →矢声は出すか、出さないかではなく、その範囲を考える。(学連)
・ 会のときに「じっくり一本」と言うのは射技指導ではないか?という考えから、会では矢声を出さないように指導するようにしようと考えて   いる。他大学さんも会の間に矢声を出さないように各大学内で指導したらどうか。(静岡)
・ 会うんぬんの問題ではないのではないか。道場に入ったときから弓道は始まっている。だから、打ち起こしのところで矢声を言っても指導  ととれるのでは?(常葉)
・ 会のときにも、全員に「じっくり」と言うなど、矢声に変化がなければ問題ないのではないか。(中京)
・ 先に矢声の範囲を決めてから話しあった方が早いのではないか?(中部)

●矢声の範囲について
・ これは絶対使ってはいけない、という単語のリストを作ってはどうか。(愛院)
・ 範囲を決めたら、他は言えないのか。(中京)
・ 射技指導にあたるような発言でなければ、矢声の範囲は問題ないのではないか。会以降も大丈夫だと思う。(中部)
  →一度、ひとつの案に絞ってから考えていく。(学連)

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案1を、「範囲を決めて矢声に部分規制をする」(例:口割り以降矢声禁止、など)とする。

〈意見〉
・ 案1は、矢声の範囲の問題。案3は単語登録という範囲の中身の問題であって、その間で多数決をとるとはどういうことか?(名市)
  →ここでは、案1、2、4に関して多数決をとる。(学連)

〈多数決〉
案1(矢声の範囲を決めて規制)…3校
案2(矢声完全禁止)…2校
案4(現状維持)…30校(過半数超え)
→ここからは、現状維持ということを念頭において、どのような矢声が射技指導にあたるのか、を考えていく。(学連)

〈意見〉
・ 結局、「じっくり」が射技指導になるのかならないのかを決めればいいのではないか。ねらいの指導は罰則と考えればいい。都学、関西と  同じように考える。(愛大)
・ 現状維持にして、今後また同じことが話し合われるなら、今話し合って決定すべきではないか。(常葉)
   
●「じっくり」は矢声・応援とみなすか、射技指導とみなすか。
・ 会で「じっくり」という言葉だけで使うのは射技指導だが、矢声の中に含まれている分には問題ないのでは。(名工)
・ 三重大では「じっくり」はびくったときに反射的に言うものなので、射技指導にはあたらないと思うが、どうだろうか?(三重)

〈多数決〉
「会の状態で『じっくり』と言うことは射技指導に含まれるか否か」
含まれる…8校
含まれない…22校
→会の状態で「じっくり」と言っても射技指導にはあたらない。

〈結論〉
明らかに射技指導だと思われることがあれば、今後は審判に申し出て、大学間で話合うものとする。なお、「じっくり」も射技指導ではなく、矢声のひとつとする。

〈質問〉
・ 「左にじっくり」など、具体的な指示が入った矢声などにはどう対処したらいいのか。(愛院)
  →明らかに射技指導にとれるものであれば、審判に申し出て両校主将の話し合いの末決定する。
・ 会の途中に“びくった”ときは「じっくり」は射技指導にあたるのか?言ってもいいのか?(三重)
  →あたらない。ので、許可。


[議題5]トーナメント抽選の方式について

 本連盟が主催する大会の団体決勝トーナメントは、くじ引き抽選で当たり順を決めている。その際、同ブロックに同じ大学のチームが入ってしまった場合は仕切りなおしとなり、抽選を最初からやりなおしていた。これに対し、「強者びいきではないか」「迅速なトーナメント抽選を」という意見を頂いたので、協議の上今後の抽選形式を決定する。なお、予選上位2校を別ブロックに配置するのはシード校として捉えるため、本議題には挙げないものとする。

〈学連案〉
1. やり直し無し。
2. 現状維持。
3. 1回戦での同士討ちは避ける。(2回戦以降はやり直しなし)

〈意見〉
・ 毎回、何度も抽選をやり直していて時間のロスがあるため、やり直し無しがいいと思う。(中部)
・ やり直しなしで、1回で決定したらいいとは思うが、1回戦で同じ大学であたるのは、試合に出ている意味がない。2回戦以降なら仕方な  いと思う。(静岡)
・ 静岡大学に同じく、1回戦で同士討ちがなければよい。(南山)
・ 静岡、南山に同じく、1回戦であたらなければよい。1回戦で同校が当たるのは矢声も大変。(名工)
・ 1回戦から同士討ちでは矢声も出しづらいのでやめてほしいが、2回戦からはよいと思う。(愛淑)
・ 1回戦でなければよい。(中女)

〈多数決〉
案1…2校
案2…1校
案3…30校
→案3が可決。

●やり直し(くじの引きなおし)のパターンについて
〈学連案〉
1. ブロック内のみでやり直す。
2. 予選的中同数校のみやり直す。
3. 全てやり直す。

〈意見〉
・ 案2に賛成。(名経)
・ 案1に賛成。(愛大)
・ 案1に賛成。(名市)
・ 案1に賛成。(皇大)
・ 全関東、全日本では、1大学1チームしか出していないので、このようなことは起こりえない。(全日)
・ 抽選のやり直しは一切なし。1回戦から同士討ちもありえる。(関西)

〈多数決〉
案1…31校
案2…5校
案3…0校
→案1が可決。

2日目

[議題4]罰則について

 本連盟では、加盟校に不都合があった場合は第21条を、行射における射技指導の不正があった場合は第109条を適用し罰則規定を敷いているが、この範囲でない不正行為等には今まで注意を呼びかけるという処置しかできなかった。よって、公正な大会運営をするため、罰則規定について協議したいと思う。

●規約に明記されていない不正行為
・ 射場内に入るときの掛け声、矢声など。大会中の規則を守っている大学と守っていない大学があり、現状学連側としては守っていない学  校には注意しかできていない。そのためきちんと明文化したい。(学連)

〈多数決〉
「罰則規定を設ける」
賛成…28校
反対…6校
→罰則を設けることを可決。

●罰則の内容
・ 罰則は抑止効果と考えている。(学連)
・ 罰金を設ける。(三重)
・ チーム全体を失中にするのが、抑止効果があると思う。(名市)
・ チーム全体を失中にする。(静県)
・ 罰金を設ける。(人環)
・ 罰金がいい。(大同)
・ チーム全体失中は厳しいので、チーム全体で的中を半分にする。(名外)
・ チーム全体を失中にする。(名大)
・ 罰則規定を設けないのがいい。ついうっかり出してしまうこともあるので、罰則をいきなり適用するのではなく、まずは注意をし、それでも
  直らなかった場合は罰則を適用すればいいのではないか。(愛大)
・ 愛大の意見を聞いて、チーム全体の失中は厳しすぎると思った。大会前に禁止事項を作り提示。(愛教)
・ 愛大に同じく、段階的に注意勧告の後、罰則を適用するべき。(岐薬)
・ チーム全体失中が良いと思う。段階的に、というのは難しい。そもそも、うっかり、というのを認めては罰則の意味がない。(東海海洋)
・ 注意をする場合、射場審判の仕事に含めることになるので、仕事が大変になる。担当の学校ごとに差が出る可能性。(学連)

●すぐ罰則を適用するか、または段階的処置を行ってからにするか。
〈多数決〉
即罰則…12校
段階的に呼びかけをしてから罰則…24校
→段階的に呼びかけをしてから罰則、を可決。

●罰則の内容
・ チーム全体の失中は、チーム失格ということであり、重すぎるので、声を出した本人のみ失中にするのはどうか。罰金は、逆に言えばお  金を払えば声を出していいということになる。試合の中で罰金というものは、武道としての弓道にとって、おかしいのではないか。(学連)
・ 試合中のことは、的中で罰則を設けるべき。罰金は書類に関することに科したほうがいい。都学では、チーム全体の失中にはならない。 (全日)
・ 関西では、段階的に踏んでいるが、試合中に段階を踏むというのは難しい。研修会で話し合うことも。何度も注意をうける学校があれば、  罰則について関西加盟校を交えて話し合う。(関西)
・ 大会に向けて頑張って練習したのに、矢声ひとつで的中が減るのは嫌だ。罰金のほうが良い。(愛工)
・ 段階を踏むのなら、罰則は重い方が効果があるので、チーム全体の失中でよい。(愛淑)
・ 個人の的中失中。(中京学院)
・ 段階的なら、チーム全体失中。(朝日)
・ 段階をふむなら厳しい罰則のほうが効果的なので、チーム全体失中。(中部学院)
・ 3段階がいい。罰則はチーム出場枠削減が良いと思う。(愛院)

〈多数決〉
「罰則の内容」
罰金…4校 
チーム失中…20校
個人失中…8校
次回出場枠を減らす…2校
→チーム全体の失中、を可決。

・ すぐには規約などの条文にする予定はない。大会の運営要項などに盛り込む。(学連)

●段階的呼びかけについて
・ 1回目、大学に注意。2回目、大学名を公表、3回目、罰則。(三重)
 →2段階では全体に適用できるが、3段階では勝ち上った大学にしか罰則が与えられない。(学連)
 
〈多数決〉
注意⇒失中(2段階)…25校
注意⇒大学名公表⇒失中(3段階)…9校
→注意⇒失中の2段階、を可決。

・ 射場から退場するときに射場審判が学連役員に連絡し、学連から注意勧告する。その次の立ちにも不正行為をした場合、チーム全体の  的中を失中とする。次の大会から、運営要項に加える。(学連)


[議題6]東海学連規約の改正について

 現在の学連規約の矛盾点・不足点を整備化。

改正点
・ 第3条 
・ 第23条 
・ 第36〜38条 審判規定
・ 第48条第1項
・ 第49条第2項
・ 第50条
・ 第96条、100条
・ 第110条

〈質問〉
・ とりかけ〜打ち起こしとは、どういうことか?(名市)
  →とりかけを行って、打ち起こしをした場合について。とりかけをしないで打ち起こした場合はこれにあたらない。(学連)
・ 不測の事態について。(愛工)
  →審判をはさんでの、両校主将の話し合いによる。審判の規約の読み込み不足。(学連)
・ 記録会の選手枠について、新人戦の第5位までが全てかぶっていた場合は?(三重)
  →優勝者の大学が1枠増えることになる。(学連)

・ 幹部だけでなく、普通の部員の方々にも規約を読み込んでもらいたい。(全日)
・ 特に審判の方には、責任の持てる方が規約をしっかり読んで試合での判断を行って頂きたい。(学連)

・ 第39条等の誤字脱字について。(愛工)
  →誤字脱字については、訂正した上で発行する。(学連)

〈訂正〉
・ 規約案41条、「35条」から「第40条」に訂正
・ 規約案105条、「39条」から「45条」に訂正
・ 規約案39条、「第○条」から、「49条」に訂正

〈追記〉
・ 医学部、薬学部等の6年制大学の学生は4年生以上でも試合に参加できることを明文化。(学連)

〈多数決〉
「学連規約改正案に」
賛成…36校
よって、全会一致で可決。

〈質問〉
・ チーム全体の失中の対象は?(静大)
  →不正行為を行った者のチームの的中。同大学の他チームには対象にならない。(学連)